中学生必見!!元高専生が教える高専に入るメリット・デメリットについて紹介

高専

皆さんこんにちは、アンジェラケンです。

入学する前にメリットデメリットを知っておきたい。

息子が高専に入るけど、どんな学校かわからないから心配。。

こういった疑問を解決していきます。

今回は実際に高専で5年間過ごして、体験したメリットデメリットを紹介します。

高専ってなに?って方は先にこちらをご覧ください。

スポンサーリンク

メリット

ザッとメリットを挙げるとこんな感じ。

メリット

  • 大学受験がない
  • 就職に強い
  • 学費が安い
  • 自由な校風
  • クラスが同じ
  • 先生との距離も近い
  • MAX5個上とか関われる
  • 夏休みが長い

大学受験がない

大学受験がないので、大学受験用の勉強ではなく実践用の勉強をします。そのため漢文や古文はさわり程度終了し、数学専門に特化した勉強をします。

また、勉強勉強!!といった感じより部活にバイト好きなことをする時間がたくさんあります。

そのため、学校はワイワイした活気ある雰囲気です。

就職に強い

就職率は驚異のほぼ100%です。

就職先は旧帝大卒で就職する人たちと同じだったりするらしいです。(給料は違うけど、仕事は同じだったりするらしい..)

理由は先ほど述べた、実践的な勉強に加え、週1の実験を5年間続けて積み上げられた実技の部分だと思います。(とは言っても、普通の大学生よりちょっとできるレベル)

なので企業からしたら、高専生は優秀で使えるというイメージがつくのだと思います。

僕がインターンに行った時は

インターン先の 人事の方


20歳で就職してもらった方が、大学生より2年分教育できるメリットがある。

とも言っており、若いのも就職が強い理由の1つだと思います。

学費が安い

学費はマジでやすいです。

ほとんどの高専は国立であるため、学費が安く、通うだけで親孝行です。

詳しくは以下のPDFを参考にしてください。びっくりします。

 

自由な校風

主に以下の2つ

  • 身だしなみ
  • 携帯

身だしなみ

学校によって違いますが、1年生から私服、髪型は自由です。女性は化粧しても何も言われません。

僕の学校は3年生までは制服でしたが、髪型は何も言われませんでした。

携帯

基本的に学校で携帯を使えます。さらにWi-Fiも完備してます。

これは一般の高校ならあり得ないことですよね。^^;

高専は便利なものは積極的に使っていこうよ!

という精神の元で事を進めていきます。

例えば、学校にはblackbordという掲示板があり、そこにテストの日程を張ったり、連絡事項を載せたりしてます。

また、先生によってはテスト前にgoogleドライブでクラスに解説動画を配ったりする先生もいました。

つまらない授業中は携帯を触らない訳がなく、机の下で友達とゲームをこそこそやってました。(笑)

多分バレてましたが、授業を聞かなくて、不利益になるのも自由といった感じです。

あっ先生によってはブチギレます。

クラスが同じ

高専によって違いますが、長いところは5年間、短くても3年間同じクラスで過ごします。そのため、とても深い仲の友達を比較的作りやすいです。

先生との距離が近い

先生はかなりフレンドリーに接してくれます。なのでわからないところがあれば、部屋に質問しに行ったら喜んで教えてくれる先生が多いです。

どうでもいい会話もよくしたりします。

4個上の先輩と関われる

一般の高校だと3年生が一番上で、関われるのも1年間ぐらいです。しかし、高専だと5年生と関わろうと思えばできるし、2個上の先輩とは3年間、1個上だと4年間も関われます。下も然りです。

そのため、同級生だけでなく、上下も強い繋がりを作れます。

僕は今でも学科や部活が同じだった先輩や後輩と卒業した今でも飲みに行ったりしてます。

春休み、夏休みが長い

高専の制度的には大学よりなので、夏休みが2ヶ月近くあります。また春休みも再試にかからなければ、1ヶ月近くあります。

高専側の思いとしては、

長期休みを利用して、短期留学に行くもよし、スキル習得をするもよし、やりたいことをやってください。

といった感じです。なので春・夏休みの課題は基本的にありません。

パラダイスですよマジで!課題がない夏休みサイコーー!!(笑)

部活してバイトして、ゲームして遊びまくってー

ーそのため夏休み明けは、1年間で一番頭悪い時期でした。

デメリット

ザッとしたデメリットを挙げるとこんな感じ。

  • 留年率が高い
  • 短大卒扱い
  • 女子が少ない
  • 合わない人は辛い

留年率が高い

留年率は間違いなく高いです。

僕のクラスは5年次に43人中9人が留年生でした。

留年しやすいのは3年→4年、4年→5年です。

3年4年は専門教科が多い上に難易度が高く、留年してしまいます。ちゃんと勉強してれば問題ないですが、自由な校風ゆえに勉強せず、そのまま留年してしまう人がいます。

短大扱い

就職しても短大卒もしくは高卒として扱われます。最近はそういった企業も減ってきているそうですが、まだあるようです。

僕の友達がある会社のインターンシップに参加した時の話です。

参加していたのは高校生、高専生、大学生がいました。

課題が与えられて、グループディスカッションする場面の時に、グループ分けさせられます。

どうやって分けられるのかなーと思っていると、大学生グループと高校生+高専生グループに分けられたそうです。

はーん、この企業はそういうことやっちゃう企業な訳ね。ごちゃごちゃのグループにはせんのやね。

インターン前は第一志望の企業でしたが、インターン後は

あそこは行かん!

と言ってました。

こんな感じで、まだ扱いはよくないところもあるそうです。

もちろん、大半はそんなことはないです。

女子が少ない

工学系の学校なので、男女比は4:1~9:1です。

なので、一般高校見たいな青春を送れる人はごく一部。他に出会いを増やそうとすると、バイト先ぐらいです。

これはかなりのデメリット…

合わない人は辛い

  • クラスの雰囲気が合わない人
  • 理系の勉強ができない人

クラスの雰囲気が合わない

ほとんどの高専は入学から卒業までの5年間同じクラスで過ごします。そのため、クラスの雰囲気は非常に大切です。

パリピクラスからオタククラス、その中間のクラス。人の割合によって雰囲気は様々です。大体のクラスはパリピもオタクもうまく共存しますが、極端な少数派だとちょっと辛いかもしれないです。

例えば「自分はイケイケなのに、クラスはオタクばかり。同じイケイケは3人ぐらいしかおらず、恋愛話できない。」

逆に、「オタクでアニメの話とかしたいのに、クラスはイケイケで話が合う人が1人もいない。」

こうなるとちょっと辛いかもしれないです。間違いなく学校単位では話が合う人はいるので、そこで仲良くなれればいいのですが。。

普通高校なら3年間で終わりますが、5年間ですからね。5年間共に過ごすのでとても仲良くなるメリットもありますが、合わないとデメリットです。

ちなみに、僕の母校は2年生は共通学科で3年生からコースが振り分けられたので、仲のいい人と同じだとか決めれたのでよかったです。

理系の勉強ができない

高専に入学できる時点でポテンシャルは十分にあると思いますが、それでも理系科目が苦手な人は難しいです。途中勉強が辛くなり辞めたくなる可能性があります。

最後に

僕自身の5年間を振り返ってみると、勉強面も人間関係も苦労した時期はありましたが、それ以上に楽しいイベントや学校生活でした。

何より一生の先輩・後輩・同級生の友達ができたことが大きいです。

 

高専に興味がある人はぜひ一度体育祭、高専祭、オープンキャンパス等に参加してみてください!きっと興味が出るはず!

 

もし何か聞きたいことがあれば、お問い合わせから連絡してくれよな!

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました