こんにちは、アンジェラケン(@anjeraken)です。

ソニー再生ってどんな内容?
評価は?
今回はこういった悩みを解決します。
この記事を読むと
この記事では、人生の読書課題本と言われる書籍『ソニー再生〜変革を成し遂げた異端のリーダーシップ〜』の要約と書評をします。
いますぐ読みた方はぜひ以下のリンクをご利用ください。
こんな人にオススメ
- ソニーに就職したい人
- ソニーが好きな人
- モノ作りが好きな人
- 伝記物が好きな人
平井一夫さんのソニー愛が本書の至る所で感じることができます。
また彼の熱い生き様はとてもカッコよく、伝記物が好きな人には間違いなく刺さります。
要約
社長に就任したときソニーは過去最大の負債4600億円を抱えていました。そこから6年間でソニーを立て直し、過去最高収益を叩き出すまで成長させたお話です。
幼少期、お父さんの仕事の関係で、ニューヨークやカナダで海外生活を送ります。その後、日本に戻ってきてインターナショナルスクールに入り、国際基督教大学(ICU)に入学。
大学卒業後はソニーミュージックの前身「SBCソニー」と入社し、趣味に没頭しながら普通の人生を歩んでいく予定した。しかし、ソニーコンピューターエンターテインメントアメリカ(SCEA)、SCE本社へ。そして、ついにはソニー本社の社長に就任します。
なぜ彼は社長に就くまでに至ったのか。その中で渦巻いた苦難や困難、問題解決。社長就任後、どのように過去最大の負債を抱えた状態から過去最高収益を叩き出したのか。リーダとしての姿。その全貌を赤裸々に語ってある熱い物語の本です。
印象深いワード
印象深いワードは以下の4つです。
- 意見ではなく異見
- 肩書きで生きるな
- 情熱のマグマ
- 実るほど頭を垂れる稲穂かな
①意見ではなく異見
平井一夫さんは、他人の考えの意見ではなく、自分と違った考えの異見を大切にしています。アメリカと日本の両方で幼少期を過ごし成長してきたため、国ごとでのいいとこや違いなど、異見を取り入れることに非常に柔軟な方です。
そのため、「意見ではなく異見」といったフレーズか度々登場します。
②情熱のマグマ
ソニーには情熱のマグマが至る所に存在し、それを弾けさせる役目として、社長が色々活躍をしています。中にはそのマグマを噴火させるために、社長直轄のプロジェクトとして実行しており、社長の情熱も感じ取れます。
③肩書きで生きるな
社長や部長、学歴といった肩書きだけを盾にして、威張る人は多いです。
リーダーとは、責任を取るための存在だと平井さんはいってました。
かっこいいですね。
④実るほど頭を垂れる稲穂かな
これは最初の方に出てくるのですが、この言葉が平井一夫さんを表しています。
どんなに、立場が偉くなっても社員たちと同じ立場として話し、異見を聞くように努めています。
『ソニー再生』の書評
読んでよかった点と悪かった点について紹介します。
悪かった点
- 度肝を抜かれるようなアイディアは特にない
話の中で「よくそんなこと思いつくなあ」と度肝を抜かれるようなアイディアは特にありませんでした。
それが彼の特徴でもあると思うのですが、「破天荒フェニックス」のような賭けが少し欲しいですね。
よかった点
- 子供時代からか書かれている
- 自分の目指したい人物像がわかった
- 理想的なリーダー像を知れた
- 熱くなる
子供の頃の話が書いてあるため、彼のバックグラウンドについてよく理解できる構成になっています。
そして、僕の尊敬する人ランキング1位になりました。経営者としてだけでなく、人間としてかっこいいなと感じます。
非常に謙虚で、分からないことは分からないと正直に言う姿。立場が上がるとプライドが邪魔して聞きにくい事もどんどん質問します。
またリーダーとしての責任感も強い理想の上司でもあります。
心が痛むからこそ、辛い決断を先送りにしてはいけないのだ。この道が正しいと判断したことは何があっても最後までやり抜く。
この言葉に彼のリーダーとしてあり方を感じました。
ソニーがウォークマンを発売した時の。プレイステーションを販売した時のあのKANDOを。この姿勢に日本人は熱くなるものがあると思います。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
この記事では、『ソニー再生』の要約と書評を書きました。
ソニーは再び「世界のソニー」として返り咲いています。本書を手に取って、平井一夫さん目線の軌跡を、「KANDO」を感じてください。
この記事があなたの参考になれば幸いです。^^/
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